保護者Yさん(女性)の場合

始めは子供2人を道場に送り、稽古中は見学していましたが、自分もしてみたくなりました。

剣道経験は全く無かったのですが、先生方に一から教えていただき、子供と一緒に稽古をはじめました。

始めてみると、子供に注意していたことが実際には自分でできないこともあり、子供に偉そうに言えないなと感じたり、

またこれまで棒で人をたたく経験がなかったため(ほとんどの人がそうでしょうが(笑))、はじめは躊躇しましたが、

そのうちもう1本、もう1本と思い切って打っていくことが出来るようになりました。

今は竹刀だけ購入し軽装で練習しています。(先生相手に打っていくだけ)

将来的に防具を付けて、稽古するかどうかはわかりませんが、健康のためにもいい汗をかいています。

またストレス発散にもなっています(先生方すみません・・・)そして子供たちと共通の話題で会話が出来るのが

なによりの楽しみです。お互い初心者ですから・・・


Yさんはこの後、転居のため道場には通えなくなりましたが剣道を続けてくれることを望みます・・・

Uさん(男性)の場合

子供の頃、町道場に通い、中学・高校と剣道部に所属していましたが、高校卒業と同時に、剣道とは離れてしまいました。

いつかもう一度してみたいなという気持ちはありましたが、学生時代に特に強かったわけでもなく、卒業後20年以上経過しているため、

いまさらながら本格的には出来ないなという気持ちがありました。

そんな時、ある先生と知り合い、自分が学生時代に剣道をしていたことを話すと、ずっと剣道を続けている人は少なく、

なにがしかの都合で一時期やめていた人がほとんどなので、一緒にしましょうとさそっていただき、

竹刀、胴着、防具一式をそろえ始めることにしました。(この減価償却が終わるまではやめられない気持ちで・・・)

始めた頃は、学生時代のイメージに体がついていかず、ばらばらで、それでもむきになったりして、なかなか思うようには行かず、

肉離れを起こしたこともありましたし、また仕事との兼ね合いで稽古にいけない日も多くありました。

それでも続けていくうちに、年相応の剣道ができるようになりました。

健康のためにも良かったと思いますし、なにより剣道を通じていろいろな方と知り合いになり、(飲み会等も含め)

楽しく剣道とかかわることができています。(学生時代は稽古がいやでいやでしかたなかったのですが・・・)

またそのうち自分の子供も剣道を始め、今は親子で稽古にはげでいます。息子に負けたら引退すると宣言していますが、

他の先生からは時間の問題といわれ、それもまた楽しみの一つとなっています。

昨年は社会人の大会にも参加し(みんな楽しんでしているからとだまされ、あっさりと2本負け2回)、30年ぶりに昇段審査も受けました。

(最年長でしたがなんとか合格)

学生時代いやいやしていたものが、実はこんなにたのしいものとは・・・

今は決して剣道にどっぷりとつかっているわけではなく、楽しんで剣道と向き合えていると感じています。

剣道歴9年+15年の中年剣士